皮膚検査で早期のアルツハイマー病を検知

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皮膚検査で早期のアルツハイマー病を検知

最も早期のアルツハイマー病を簡単に検知できる皮膚検査法が、実現に
向かっているそうです。
アルツハイマー病が脳だけではなく、全身を侵す疾患であるという仮説
に基づいた検査法で、8月18日、米国科学アカデミー発行の
「Proceedings of the National Academy of Sciences(PNAS)」
オンライン版に掲載されました。

米ウェストバージニア大学保健科学センター Blanchette Rockefeller
神経科学研究所のDaniel L. Alkon博士らが開発したこの検査法は、アル
ツハイマー病患者の脳に蓄積する蛋白(たんぱく)であるアミロイドを
分解する酵素の型に焦点を絞ったもので、炎症関連物質であるブラジキ
ニンに曝露した皮膚細胞内で、MAPキナーゼErkという酵素の2つの型の
比率に大幅な不均衡がみられる場合、アルツハイマー病の存在が疑われ
るというものです。

一方、米トーマスジェファーソン大学(ペンシルベニア州) Farber神経
科学研究所のSamuel Gandy博士によると、アルツハイマー病患者の脳に
形成されるアミロイド塊周辺に、炎症がみられることはよく知られている
が、これが全身性のものであるかどうかについては、十分な研究が行われ
てきていないため、今回の研究については大規模な研究が不可欠で、「理
論的には完璧にみえる」ものの、再現性が確かめられなくてはならないと
指摘しています。

両博士とも早期診断の重要性認めており、現在、臨床試験中の新薬のすべ
ては、最も早期の段階での治療を目的としています。これら新薬は臨床的
診断に基づいて試験が行われていることからも、早期のバイオマーカー
(生物学的標標)を知ることが、重要な課題となっているということです。


HealthDay News 8月14日 : 参照

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