多汗症

多汗症

多汗症とは、汗の分泌量の多いことをいいます。多汗症の人は多量の汗を
かいたり、常に汗をかいていたりします。たいていは手のひらや足の裏、
わきの下など部分的に多汗の症状がみられます。


【多汗症の原因】

ほとんどの場合、特定の原因は見つかりませんが、神経質な人、緊張しや
すい人など精神的要因によるものが多いようです。いつも手のひらが湿っ
ている人や、足の裏に汗をかきやすい人は、ストレスを受けやすく、多汗
が発生するとそれを気にして余計に悪化させてしまうそうです。
ただし、甲状腺機能亢進症や低血糖などの病気や、汗をコントロールして
いるシステムに異常がある場合にも多汗症が起こります。


【多汗症の症状】

手のひらの多汗症の場合、汗が滴るように出るため、教科書や書類など手
に持つものが濡れてしまう、握手ができない、手が滑りやすいなど、日常
にさまざまな支障が生じます。また、慢性的に多量の汗をかいて常に皮膚
が湿った状態にあると、皮膚が炎症を起こす場合もあります。


【多汗症の治療】

多汗症の治療には、寝る前に塩化アルミニウム溶液を塗っておくと、効果
が得られる場合があります。塩化アルミニウムは薬局でも市販されています。

ストレス、不安などから生じる局所的な多汗症は、精神的な原因が大きい
ため、心理カウンセリングや抗不安薬で症状が抑えられる場合もあります。

皮膚科などでは、水道水イオントフォレーシスという方法も行なわれます。
手のひらや足の裏など、多汗症の部位を水道水に浸し、そこに弱い電流を
流して発汗を抑制するという方法です。

また、多汗の部分にボトックス注射をすることで、発汗を促進させる伝達
物質が抑制され、汗の量が減る例もあります。

薬で効き目がない場合には、汗腺につながる神経を手術で切断する方法も
あります。
多汗の症状がわきの下のみの場合には、超音波吸引法で汗腺を取り除く治
療も行われます。

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